「自己実現する」とは?自己実現のために必要なこと

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自分は何のために生まれてきたのか?自分の人生の使命って一体何なんだろう?と悩んでいませんか。そんな人におすすめなのが、アメリカの教育者であり作家でもあるマーク・サーストンの著書「自己実現への道」です。この本は、自分の使命や生きる目的を発見し、自己実現をするための方法について書かれています。この記事では、書籍「自己実現への道」の内容についてご紹介しますので、ぜひ自分の使命を見つける参考にしていただければ幸いです。

◆書籍「自己実現への道」の著者マーク・サーストンとはどんな人物

マーク・サーストンは、アメリカの教育者であり作家でもある人物です。また、預言者であり心霊診断家であるエドガー・ケイシーが設立したARE(ケイシーリーディングの研究啓蒙団体)の理事でもありました。

マーク・サーストンは、書籍「自己実現への道」を通して、エドガー・ケイシーがリーディングによって多くの人を自己実現へと導いた内容についてお伝えしています。

◆書籍「自己実現への道」とはどんな内容?

書籍「自己実現への道」は、エドガー・ケイシーがリーディングを通して多くの人を導いた功績を元に、自己実現への道について紹介しています。この本は、自分の人生の使命は一体何なのか?生きる目的は一体何なのか?を発見する出発点となる本です。

また、人の内側には、忘れされてしまい利用されずにある知識や才能が隠されていて、誰もが自己実現を果たせる力を持って生まれてきているということを伝えており、多くの人が求める真の豊かさは、その自分の内面に隠された自身の知識や才能を活用し、自己実現への道を歩むことで手に入れられるということを伝えています。

◆自己実現への道の目次
では、自己実現への道にはどのような内容が書いてあるのでしょうか。ここでは、著書の目次をご紹介しますので、参考にしてみてください。

・魂の旅への出発
・第1部 自分探しの旅
      ▶︎人生の意味の発見
      ▶︎ほんとうの自分を探しなさい 他
・第2部 人生の目的の探し方
      ▶︎人生の使命とは何か?
      ▶︎個人的研究計画 他
・第3部 魂の目的を実現しなさい
      ▶︎転職すべきか?
      ▶︎目的を実現するための金銭などの資産 他

この本は、人生の使命や目的とは何か、また、使命と目的を見つけるための方法などをお伝えするとともに、それらを達成するにあたって転職や金銭的なことにも触れ、現代の日常生活に応用できる内容になっているのが特徴的です。

自分の使命や目的は、規模が膨大なためなかなか実感の湧きづらい項目ですし、実際に発見できたとしても、一体どのように行動すればいいのか迷ってしまうと思います。しかし、仕事やお金など現代を象徴する生活スタイルに応用した自己実現への道が記されているため、実際に行動に繋げやすいでしょう。

◆使命とは?
著書「自己実現への道」では、使命について次のように伝えています。

意識的に愛を物質的世界にもたらすこと
無限のを有限なものとして表現すること
自分自身を知ることで本来の自分を取り戻し、神と一体になること

この著書では、使命を発見し果たすために、人生を振り返り検討することや自分が特別な感情を抱く出来事や行動に注意を向けること・理想的な1日の空想日記を書いてみることなどを方法として記しています。

使命には、奉仕や創造の要素が大きく関わっていることが大きなポイントです。自分は何が好きでどんなことに興味があるのか、まずはそれらを時間をかけて発見する。その後に、それらを使って、自分はどのように社会や人々に奉仕できるのかを見つけ実行していく作業が自己実現への道だということです。

また、使命のために生き始めた時に起こる7つの道標についても書かれているので、自分自身が使命のために生きられているかどうかの判断を、この本を通して行うことも可能です。その7つの指標としては次のことが挙げられています。ここではその一部をご紹介します。

驚きの感覚、、、全てが新しいものに見える
自分の努力が人の利益になっているのを見る
神の存在を感じる
自分の周囲のすべてのものに目的があることに気づく
喜び、、、権力や名声のためでなく、天命に生きる時、それだけで無上の喜びを感じる。天命を果たすことで結果的に名声や影響力を獲得するかもしれないが、それは天命の副産物にすぎない。

などなど。

このような内容が書かれており、現在の自分自身の状態と比較することで、使命のために生きられているかを判断できるでしょう。

その他にも、「人生の過渡期の過ごし方」や「富と繁栄に向けての12段階」など、生きる目的を果たし真の豊かさを手に入れたいと願う人たちが知りたいと思える内容が数多く記されています。

見えない世界をリーディングし、多くの人を自己実現の達成へと導いたエドガー・ケイシーだからこそ発見できた内容です。

◆自分の使命・才能の見つるために身近にできること

自分の使命を見つけるためには、まず自分自身について知ることが大切です。多くの人は、世の中のレールに沿って生き、自分の好きなことややりたいこととしっかり向き合う時間を十分に取れないまま社会に出て仕事をし始めます。

そのため、何のために仕事をしているのかわからなかったり、ただお金や生活のために働いたりという人がとても多いのではないでしょうか。

しかし、この本の内容の中に、転職や金銭的なことが触れられているということは、仕事やお金は現代において使命を果たすために重要な要素の一つだということがわかります。そのため、自分自身のことを十分に理解していないまま仕事を始めてしまうと、魂の目的を果たすということは難しくなってしまうでしょう。

まずは、この本でも書かれている方法の一つでもある、「自分の好きなことや興味のある出来事・行動に目を向けてみる」ことをおすすめします。自分の好きなことを見つけるためには、好きではないことにも触れる時間も必要です。

様々なことを経験しなければ、自分が何が好きかを判断することはできないはずですから。そのため、多少なりとも時間はかかってしまいます。

しかし、自分の使命が見つかり、自己実現できる仕事や行動を発見することができれば、本当の豊かさと出会うことが可能です。世間体や周りの意見・判断に頼った”豊かさ”ではなく、自分の魂が感じる真の豊かさです。

ぜひ、まずは自分自身と向き合ってみましょう。もし、自分のことを知らないと気づいたならば、自分探しを時間をかけてじっくりと行っていくことをおすすめします。

◆まとめ
著書「自己実現への道」を読んで、自分の人生と向き合ってみましょう!この記事では、エドガー・ケイシーの思想を本にした「自己実現への道」という著書についてお伝えしました。自分の使命や生きる目的とは一体何なのかを知りたいけど、見つけられずに悩んでいる人も多いと思います。ぜひ、この本を読み使命や目的を発見し、自分の人生と向き合ってみましょう。

「自己実現する」とは?自己実現のために必要なことを解説

自己実現するとは、どんなことか具体的に説明できますか?「自己実現する」とは、「自分らしくいながら社会に貢献すること」です。現代では人とのコミュニケーションに悩み苦しむ人が多いです。

自分にできることをして社会貢献したいと考えている人はいても、どうしたらよいかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか?自己実現に関して今回は説明します。自己実現する人が増えると、社会がより良いものになると考えています。ぜひ参考にしてください。

◆自己実現とは
自己実現するとは、「成功する」と勘違いしやすいですが今の自分を理想に近づけることです。自分を偽らずに社会に貢献できるようにすることが「自己実現すること」といわれています。

◆自己実現するために必要なもの

自己実現するために必要なものは5つ。
「自分の力を信じる」「理想をしっかりとイメージする」「自分から目標に向かって積極的に行動できる」「周囲の意見をうけいれることができる」「それまでのやり方にこだわらない発想ができる」です。

それぞれ詳しく紹介します。

◆自分の力を信じる
自己実現するためには、自分の力を信じることが最も大切です。自分自身の力を信じるためには、小さな成功体験を増やすことです。例えば「毎日必ず六時に起きる」と決めて実践します。最初はできなくても次第に身体のサイクルが整い、気持ちも変ってきます。

小さな成功体験の積み重ねをすることで「できないかも」と思っていたことが、「自分でもできるかも」という気持ちに変わり「自分ならできる」と変化していきます。

自信を持つことは自己実現への第一歩です。無理のない範囲で自分にできることから自信をつけていきましょう。

◆理想をしっかりイメージする

自己実現するためには、しっかりとした目標をイメージすることでそれまでにやらなければいけないことを明確にすることができます。

目標は、「いつまでに」などではなく「こうなるためにはどうするか」といった考え方にしましょう。一流の起業家やスポーツ選手などは、こうした目標をしっかりとイメージすることができる人が多く、その目標をかなえるために行動をします。

達成した後のこともイメージしておくと、「今何をするべきか」もわかってくるようになるのでぜひやってみてください。

◆理想のイメージがつけにくいときは?

理想のイメージがつけにくいときには、まだ迷いがあるときです。そんな時には、これからどうするべきか人に相談してみましょう。人に相談をすること=悩みを声に出すことは、自分をしっかりと見つめておかないとできないことです。

これから何をするべきか悩んでいるときには、一度四柱推命であなた自身の持っている運命についてはっきりさせてみませんか?もともとの運命的なものを知ることで今どうするべきか、進むべきか、とどまるべきかをはっきりさせることができます。

◆自分から目標に向かって積極的に動くことができる

自己実現するためには、自分から目標に向かって積極的に動く姿勢が大切です。行動をすることで、小さな成功を積み重ね自信をつけることにもつながります。がむしゃらに動くのではなく、目標に向かって必要なスキルを身につけたり、必要な資格を取ったり知識を身につけたりすることです。

そうした時間は、必ず理想の未来を手に入れることができるようになります。

◆周囲の意見を受け入れることができる

自己実現するというのは、1人ではできないことも可能にします。自分を支えてくれる周囲の人に感謝しながら、なにか進言を受けたなら受け入れる姿勢が大切です。周りの人を大切にすると、それらがやがて大きな力になります。

◆それまでのやり方にこだわらない発想ができる

自己実現するためにはそれまでのやり方を参考に新しい何かを生み出す発想力も大切です。
柔軟な発想力は自分の自信にもつながります。あるものをそのまま使うのでは、受け身になっているのと変わりません。大切なのは「どのように使うか」です。

自分なりのオリジナリティある発想に変換することで、自分の理想に近づけることができますよ。

◆多くの成功者はこのプロセスを大切にしている

自己実現するとは、なかなか難しいことです。ですが多くの成功者は必ず下積み時代を経て成功をしています。

自己実現するためのプロセスの具体的な意味は、「自信をつけるための過程を踏むこと」「実現に向けての経過を大切にすること」「自分なりに工夫をすること」です。自己実現をするためには、小さな成功体験が積み重なることでやがて大きな力になることです。小さな雨粒が溜まり、大きな水の流れになるようなイメージです。

一つ一つを説明していきます。

◆自信をつけるための過程を踏むこと

自信をつけるための過程を踏むためには、小さな成功体験を積み重ねることです。「毎朝早く起きる」でも自分が決めたことを実行することで「自分はできる」と心と体の準備が整います。

気持ちの整えも大切ですが、身体の準備も大切です。一流のプロスポーツ選手などは、「今の自分にできること」の積み重ねで体を整えていきます。一気に物事を進めようとすると無理が生じたり気持ちがついていかなくなることもあるので気を付けてくださいね。

◆実現に向けての過程を大切にすること

実現するということは、一度でできることではありません。もし結果が思うようにいかなくても、「それまでの自分にできたこと」「頑張った自分をほめること」が次の実現に向けた原動力になります。

失敗は成功のもと・・・といいますが、より多くのことが考えられるチャンスをもらえたと思うと過程をより大切にできるようになります。

◆自分なりに工夫をすること

「過程を大切にする」とどの部分をどうすれば良いのかを考えていけるようになります。専門書やインターネットで知識をつけることはできますが、目の前の問題にその知識をどう活用できるかを工夫できるかはあなた次第です。

本質をしっかりと理解して目標のためにどうするかを考えていくと、自然と行動できるようになりますよ。

◆「自己実現する」で悩んだ場合は四柱推命を活用してみませんか?

もし何か人生の中で悩んだときには、四柱推命を活用してみませんか?四柱推命は、当たると評判の良い占いです。四柱推命について詳しく説明します。

◆四柱推命とは?
四柱推命とは、中国で生まれた人の運命を占う方法です。中国に古くから伝わる陰陽五行説をもとにその人の持つ運命を占います。

四柱推命の四柱とは、生まれた年、生まれた月、生まれた日、生まれた時間のことです。この4つの組み合わせで生まれ持った素質や隠れた才能、これからどうするべきかを示してくれます。

さらに干支を組み合わせることで、よりこまかく個人を占えるので、迷ったときに自分のこれからを明確にすることができます。悩んだときには何かに頼りたくなるものです。そんな時、四柱推命は背中を押してくれますよ。

◆まとめ

自己実現をすることは、何もしない状態ではとても難しいことです。ですが、目標をはっきりさせることでその目標に向かって行動をすることができるようになり、同時に「自分はできる」という自信につながります。

自信を持つことは、その後のすべての力になります。自己実現は一人でできるものではありません。周囲の人たちに感謝することは常に忘れてはいけません。

四柱推命は中国から伝わった占いの方法です。四柱推命はその人が生まれ持った運命を占う方法で当たると評判です。自己実現の過程では、自分の思うようにいかないときや「本当にこのままでいいのか?」と悩むときが必ずあります。そんな時には自分の原点を振り返り自信を取り戻すことで、その後やるべきことが見えてくるでしょう。

自己実現目標を達成するためには?正しい方法をマスターしよう

「自己実現」という言葉がしばしば取り上げられます。しかし自己実現という言葉、聞いたことがあり何となくはわかっていても具体的にどういうことなのかまでは知らないという人もいるでしょう。そこでここでは自己実現とはどのようなものか、達成できる目標の立て方などについてみていきます。

◆自己実現とは何か?

自己実現の本当の意味を理解できなければ、正しい目標設定ができません。実は自己実現はアブラハム・ハロルド・マズローという著名な心理学者が紹介した言葉と言われています。

◆マズローの説く自己実現とは?
マズローによると「自分に最も適した活動を見出して自分の可能性を発揮する」ことを自己実現と紹介しています。こうしてみると、個性を発揮するための動機付けであって個人的な問題であることがわかります。しかしマズローは自己実現と関連付けて、欲求階層説と呼ばれる価値観も紹介しています。

◆欲求階層説とは?
では欲求階層説とは「成長欲求」と「欠乏欲求」の2種類によって構成されています。マズローは欠乏欲求の上に成長欲求がある、ピラミッド型の欲求を提唱しています。まずは欠乏欲求があります。生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・承認欲求と段階を経て、その上に自己実現欲求である成長欲求があるという考え方です。

土台の欲求が満たされると、人間は次のステージの欲求を求めます。まず睡眠や食欲、性欲などの本能的な生理的欲求を目指し、それが満たされると安心して生活したいという安全欲求、次の周囲とのつながりを持ちたいという社会的欲求、続いて自分を認めてほしいという承認欲求を求めます。これらの欲求が満たされると、最終的に自分の能力を発揮したいという成長欲求である自己実現欲求を求めるようになります。

つまり自己実現とは、ほかの欲求が満たされた状態であることが前提です。健康や安全、社会的なつながり、認められたいという欲求を超えて、自己目的のみを満たすための行動です。

◆間違いやすい自己実現

自己実現の意味について理解できましたか?しかし自己実現という言葉を用いている人の中には、間違って解釈している方も少なからず見られます。よく見られる自己実現の御用についてみていきます。

◆目標の達成
自己実現の達成と目標達成をイコールだと思っている人も多いようですが、これは間違いです。日本では「実現」というと「夢の実現」や「計画の実現」と用いられることが多いです。そこで自分が設定した目標を達成することこそが自己実現だと思いがちです。

◆周囲から認められること
自己実現とは、周りに称賛されるような人間になることだと思い込んでいる人も少なくありません。「自己実現とは何ですか?」と言われると、「お金持ちになって周囲を見返す」「経営者などで人生の成功者になる」「タレントなどの有名人になってちやほやされたい」といった回答が見られます。

しかしこれは前に紹介した承認欲求です。欠乏欲求のステージであって、自己実現欲求とは異なります。承認欲求を超えたところに自己実現欲求があるのです。

◆ 成長すること
自己実現と混同しがちなのは、「自ら成長すること」です。「自己実現ができる仕事です」と求人情報に時折記載されていますが、これなどは成長を誤用した典型的なパターンといえます。自己実現と成長はイコールではなく、原因と結果の関係と考えましょう。自己実現のための努力をした結果、成長できたということはあるかもしれません。しかし両者は同じものではないので注意しましょう。

◆自己実現目標の立て方とは?

正しく自己実現を達成するためには、意味を理解したうえで正しいアプローチで進めていく必要があります。ここでは自己実現の目標の立て方の工程についてまとめましたので参考にしてみてください。

◆現状を見直す
自己実現は人間の欲求のピラミッドの中のトップに位置しています。土台の部分にほかの欲求があって、下位の欲求が満たされることで、上層の欲求を求めるようになります。ですから自己実現するためには、まず下位の層の欲求をきちんと満たされているか現状を確認しましょう。生理的欲求である体のコンディションはどうか、安全欲求の安心できる環境が整っているか、周りとのつながりを確保し社会的欲求が満たされているか、周りから敬意を得られて承認欲求が満足できるか確認してください。もしこの4つの欲求が満たされていない状態で、自己実現を目指してもうまくいきません。4つの欲求を満たすために今何をすべきかを考えましょう。

◆長所を見つける
自己実現は自分の才能を発揮することです。そこでまず自分の長所とは何かを考えてみましょう。自分の長所や個性を把握していなければ、自分が持っている可能性を発揮できません。では長所とは何か、人によってさまざまでしょう。創造力に優れている人もいれば、慎重に物事を判断できるという方もいるでしょう。思いやりがあるという人もいれば、周りを楽しませられる、ひたすらコツコツ努力できるといったことも長所になりえます。

もし長所が見つからないというのであれば、自問自答しましょう。「アナタが上手にできることは何ですか?」「時間を忘れるくらいに没頭できるものはありますか?」「これまでに何にお金や時間をたくさん使ってきましたか?」と質問を繰り返すと、長所が見えてきます。

◆価値観を確認する
自分の価値観がどうなのか、見つめ直すことも自己実現の目標設定するために必要なことです。価値観とはいいかえると大切にすることです。「自分の人生で欠かせないものは何か?」を自分に問いただしてみましょう。もしくは「これからの人生の中で無駄なもの、なるべく避けたいものは何か?」と質問してみるといいです。その答えの逆が、あなたの価値観になるからです。

◆目標を立てる
ここまでで、自分とはどのような人間なのかが見えてきたでしょう。長所と価値観をベースにして、目標を設定していきましょう。目標を立てる際にポイントになることは、達成可能なもので目標を目指すために合理的な理由のあることです。

目標を立てる際には、具体的なものを検討しましょう。そして数値化できるような目標が好ましいです。漠然とした概念的な目標を立ててしまうと、達成したのかどうかのちに検証できなくなるからです。またいつまでに目標を達成するか、期限を意識することも大事です。期限を設けないと、ズルズル先延ばしにしてしまいいつまで経っても目標達成できなくなる恐れがあるからです。

そして目標を達成するには、今何をすべきか逆算して計画を立てましょう。このように実現可能な目標を繰り返し達成し続けることで、自己実現の達成につながっていきます。

◆まとめ
自己実現について、ここでは見ていきました。自己実現はほかの欲求の満たされている状況でないと、なかなか意識できないものです。欲求にはいろいろなフェーズがあります。それぞれの段階が満たせているかどうか、まずは検証しましょう。もし満たされない欲求があれば、どうすれば解決できるかまず考えることが重要です。

自己実現とは別に他者を意識するものではありません。あくまでもみなさんにしかできない目標に向かって突き進むことです。自己実現を目指すにあたって、一回自分を見つめ直してみるといいでしょう。自分がどういう人物か、今まで気付かなかったことを再認識できるかもしれません。

人間力を磨くにはどうしたらいい?人間力を構成する要素について解説

「人間力を高めろ」「人間力を磨くべし」といった言葉はしばしば使われます。しかし具体的にどのようにすればいいのかよくわからないという人も多いでしょう。またそもそも人間力とは何かといわれても、漠然としすぎていてうまく説明できない人も多いのではありませんか?そこでここでは人間力とは何か、人間力を磨く方法として何があるのかについてくわしく見ていきます。

◆そもそも人間力とは?

「人間力」と言われても、具体的に何を指すのかよくわからないという人もいるでしょう。人間力とは文字通り、人間としての力、総合的な力のことを指します。しかしこれでも抽象的でピンとこないという人も多いでしょう。人間力は以下で紹介するように、主に3つの項目で構成されていると考えられています。

◆知的要素
まずは知的な要素と言われています。知的な部分もいろいろなジャンルによって構成されています。いわゆる学校で勉強する事柄をメインとした基礎学力、ビジネスをするにあたって必要な専門的な知識、そして人間が活動する中で根っこを構成する論理的思考などが挙げられます。また新しい価値を作り上げていく創造力もこの知的要素の中の一項目といえます。

◆社会関係力
人間、一人だけで生きていくのは現代社会では難しいのです。他者との関係性を構築していき、社会の一員として行動することが求められます。この周囲の人たちとの関係を構築する能力が社会関係力で、人間力を構成する一つです。具体的にはコミュニケーションスキルやリーダーシップなどが含まれます。また自らが社会の一員であることを自覚して、社会全体の利益のために行動する公共心、他者を尊重しつつ、お互い切磋琢磨して高め合っていく相互啓発力も必要です

◆自己制御的要素
先に紹介した2つの要素の土台になる要素といえます。具体的には意欲や忍耐力などが含まれます。自分らしい生き方を追求していく能力なども自己制御的要素の一部分といえます。

◆人間力の高い人とは?

人間力を磨くのは、今まで以上に人間力を向上させたいからです。では目標とすべき、人間力の高い人とはどのような方たちを指すのでしょうか?いくつか特徴的なものがありますので、主なものをいくつかピックアップしてみました。

◆自分自身のことをよく理解している
人間力の強い人は、己をよく知っている方が多いのです。どんなに人間力に優れた人でも、完璧な人はいません。弱さもあるでしょうし、ネガティブな感情を解き抱くこともあるでしょう。このような自分の弱い部分、ネガティブな部分をしっかり受け止めている人は人間力が強いのです。己を知るためには、弱さも含めて自分のことを等身大の状態で受け入れる必要があります。

◆自己肯定感が高い
人間力がある人は、自己肯定感が高い傾向も見られます。自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れる感覚のことです。自己肯定感が低い人というのは、他者と比較して自分を否定的に見てしまう傾向があるようです。人間力のある人は、自分に対して一定の自信を持っているから自分を受け入れることができます。自信といっても、決して語学力があるとか勉強ができるなどの能力面だけではありません。例えば「あの頃は心身ともに疲れ切っていたけれども、何とか乗り切ることができた」「この分野についてはだれにも負けずに取り組んできた」などの経験面からくる自身もあります。

◆思いやりがある
人間力がある人は、利他的な人の多い傾向も見られます。つまり他人に対する思いやりの持てる人は人間力が高いといえます。周りの人々を理解したい、他者にとって貢献できるような人間になりたいと常に頭の中で考えている方が多いのです。

◆人間力を磨くためにやるべきこととは?

「自分も今以上に人間力を高めたい!」と思っていませんか?もしそう思っているのであれば、人間力を磨く必要があります。では具体的にどんなことをすれば人間力を磨くことができるのかについてみていきましょう。

◆主体性に物事を考える
まずはどのような物事についても他力本願になるのではなく、「自分が当事者で何とかしなければならない」と主体性を身につけましょう。そうすれば、物事に対してどうすれば解決できるのか、より良い成果を出すためにどうすればいいか、積極的に考え行動できるようになります。主体性を身に着けると責任感を高められます。また主体性を身に着けるためには、感情的に判断するのではなく冷静に考える習慣をつけることが大事です。グッと自分を押さえて頭を冷やす習慣をつけることで、自己制御力をつけられます。

◆多様な見方を把握する
物事には角度によって、見え方が異なります。そこで自分の考え方や感じ方が、唯一絶対のものであると思わないことです。自分が一つの物事に対してどう思っているかは、あくまでも一部分にしかすぎません。十人十色という言葉がありますが、考え方・感じ方は人それぞれです。自分の見方以外の意見に出くわしたときに頭ごなしに否定するのではなく、「そのような考え方もあるのだな」と思うようにしましょう。そうすることで、他者を尊重・理解することができます。社会関係力の強化につながっていきます。また自分の見方とは異なる価値観に出くわすことで、自分の視野を広げることもできます。

◆言葉遣いを意識する
普段の言葉遣いを十分意識することも大事です。現代社会では他者との関係なしで生活するのは難しいでしょう。そこでコミュニケーションスキルを身につけましょう。その時相手を不快に思わせない言葉遣いを身に着けることも大事です。尊敬語や謙譲語、丁寧語などを適切な機械で使い分けられるようにしてください。これはビジネスの世界で活躍するためにも必要最低限のスキルといえます。

特に昨今、対面式以外にもコミュニケーションをとる場面が増えています。電話やメールのほかにもオンラインチャットやビデオ会議のようなツールも出てきます。相手の顔を見ずにコミュニケーションをとる機会も増えてきているので、なおのこと誤解を招かないような言葉遣いを常日頃から意識することが重要です。

◆常にスタートラインにいる自分を意識する
人間力を磨く作業にはゴールはありません。常に自分は今スタートラインに立っているという意識を持ちましょう。そうすれば、長きにわたって磨き続けることも可能です。もし自分が人間力が身についたと満足してしまっては、それ以上自分磨きをする必要がないと判断してしまいます。そうではなく、今自分はスタートラインにいることを意識してください。人間、年齢を重ねるほどに数では表すことのできない学ぶべき要素が次々と現れるものです。決して現状に満足しないことです。

◆まとめ
人間力とは何か、一言では決して表現できないものです。相手のことを思いやる力、コミュニケーションスキル、幅広い教養などいろいろな要素によって構成されています。どれだけ磨いてもゴールは決して見えないでしょう。そのことを常に意識して、人間力を磨くことは決して怠ってはいけません。ゴールの見えない努力といわれると、途方もなく心が折れかかることもあるかもしれません。しかし人間力を磨き続けることで、周囲の人も一目置いてくれるでしょうし、社会にも還元されるでしょう。決して努力は無駄ではないと思って、自らの人間力をさっそく磨いてみませんか?

向上心の高い人の特徴を見て向上心を高める方法を考えよう

人間常に成長するためには、向上心を持ち続けることは重要です。このようなことはなんとなく聞いたことはあるけれども、具体的にどのようにして向上心を高めればいいかよくわからないという人もいるでしょう。ここでは向上心の高い人の特徴とどのように向上心を高めればいいかについて解説します。

◆向上心の高い人とは?

向上心とは、現時点よりもさらに自分を高めるために努力することを指します。向上心の高い人を見てみると、いくつか共通する特徴があります。主なポイントについていくつかピックアップしてみました。

◆目標を持っている
向上心のある人は、何かしらの目標を持っています。しかも「いつかこうなれればいい」といった抽象的なものではなく、「○年後にはこうなりたい」などの具体的かつ明確な目標を持っています。具体的な目標を持っていると、そこから逆算して今何をすればいいかを考えられるようになります。

◆惜しみない努力をする
向上心を持っている人は、たゆまない努力をしています。明確な目標があり、それを達成したいという高いモチベーションを持っているからです。自分自身を今以上によくしたいと常に思っているので、それを実現するために努力は惜しみません。またむやみに努力するのではなく「目標達成のために今やるべきこと」に専念して努力するのも特徴の一つです。

◆失敗を恐れない
目標を決めてそこに向かう道程が常に順風満帆とは限りません。時には失敗することもあります。しかし「失敗は目標達成のために不可避なもの」と思っています。失敗したことをネガティブに受け取らず、目標達成のための一つの過程と考えています。そして失敗から逃げることなく、しっかり向き合うのも向上心の高い人の特徴です。失敗から教訓を得て、今後の成長の材料にしています。

◆向上心を高めるメリット

向上心を高める事によって、いろいろなメリットを享受できます。向上心を高める方法を知る前に、なぜ向上心を高く持つ必要があるのかそのメリットについてみていきます。

◆自信が持てる
向上心を持つことによって、今まで以上に自分に自信が得られます。向上心の高い人は、日頃から目標を持ち、その実現のために努力は惜しみません。目標を持って努力し、それが結果につながったら「自分はやればできる」と思えるのではありませんか?あきらめずに努力を続ければ、いずれ結果の出る可能性が高いのです。商談がうまくまとまって契約が取れることもあるでしょうし、会社の重要なプロジェクトを任されることもあるはずです。その成功体験が次のやるべきことへのモチベーションを生み出します。そうすれば自分を高めることができ、ますます自信が得られる、好循環に流れていきます。

◆セルフコントロールができる
向上心を高めることで、セルフコントロールがしやすくなります。目標に向かって努力を続けることで今何をすべきか、目標達成のために何を改善すべきか、冷静に自分を見つめる力を培えます。一方向上心があまり高くない人の場合、一度失敗するとずっとそのことを引きずる、一度成功しただけで満足してしまって努力しなくなる傾向が見られます。しかし向上心が高くなれば、失敗も目標達成のためのプロセスの一つと割り切ってとらえられるでしょうし、一回目標達成してもそれに満足することなく次の目標へ高いモチベーションを持てるでしょう。感情的になって正しい判断ができずに失敗するようなことも少なくなります。

◆改善が進む
向上心が高くなると、常に努力する習慣がつくのもメリットの一つです。常により良い方向に試行錯誤を続けるようになります。すると無駄な部分をどんどん排除して、作業効率性も高められます。限られた時間の中でより多くのタスクがこなせるようになるでしょう。また努力を惜しまなくなると、他人の意見にも耳を傾けられるようになります。他人のアドバイスが自分を高める材料になりうるからです。思わぬ自分の弱点や欠点が見つかって、それを改める機会に恵まれます。

◆向上心を高める方法

向上心を高める事で、いろいろな恩恵の受けられることが分かったところで具体的にどうすればいいのかについて紹介します。自分のできるところから始めてみて、今まで以上に自分を向上させてみませんか?

◆目標を設定する
まずは目標を設定してください。ここで間違いがちなのは「目的」と「目標」は異なる点です。目的を設定して、手が届かずに挫折してしまう人は結構います。目的とは登山における山頂、最終的なゴールです。一方目標とは目的に到達するまでのステップです。目的ではなく、目標を設定しましょう。

そこでそれほど達成するまでに時間のかからない、身近な目標を持つことが大事です。目標を達成し続けることで、努力をするためのモチベーションを失わずに済みます。フレデリック・ハーズバーグという心理学者がいるのですが、彼は「人々の意欲を高める要因は達成とその達成が認められることである」と述べています。

◆後回しにしないこと
面倒なことが起きた場合、皆さんはどうしますか?やるのも面倒くさいので、ついつい後回しにしているのであれば、その習慣は見直したほうがいいでしょう。後回しにしても結局後々その問題を片づけないといけません。いろいろなことを後回しにすれば、結局後々やるべきことが山積してしまって、その事柄に追い立てられてしまいます。やるべきことを後々どんどんこなさないといけなくなり、目の前のことで手いっぱいになってしまいます。すると今後の目標を立てる余裕もなくなるでしょう。

面倒と思っても今すぐ向かい合って問題解決していく習慣をつけましょう。面倒な課題を克服することで、自分にも自信が付きます。また後でやるべきことが増えることもなく、自分の将来や目標を考える余裕が生まれるので向上心を高めることができます。

◆無理はしないこと
目標を常に設定して努力を絶やさないことは確かに大事です。しかし無理をして体を壊してしまっては、元も子もありません。無理をして十分な睡眠時間が取れなくなると寝不足で集中力が散漫になるでしょうし、冷静な判断もできなくなります。ストレスもたまるでしょうから、心の健康も崩してしまいかねません。

ですから努力すべき時には努力する一方で、体を休めるべき時にはしっかり休めることが重要です。もし疲労を感じていて、ゆとりがないと思ったら、思い切って休息をとることがおすすめです。

◆周りの真似をしてみる
向上心を高める方法がわからないというのであれば、自分の周りをイメージしてみてください。あなたの周りに向上心の高い人はいませんか?もしそのような人がいれば、その人の非簿の行動をチェックしましょう。そしてモチベーションが低くなったら、「(自分の周りの向上心の高い人)ならどう動くか?」をイメージしてみましょう。そしてその人のまねをしてみましょう。自分のやり方で行き詰っているときには、周りのやり方を取り入れてみるといいでしょう。

◆まとめ
向上心を高めることは、実際には結構難しいことです。「向上心を持ちたい」と思っても、なかなかそれが長続きしない人が多いのです。しかし上で紹介したようにその方法を理解していれば、向上心の高い人にこれからなれます。まずは身近で達成できそうな目標を設定してみましょう。自分が今後どうなりたいかをベースにして目標を決め、達成するために今何をすべきかを考える習慣をつけましょう。